GRADUATER'S Voices

アンを卒業してからが本当のスタート! …活動中の卒業生を紹介

アン・ミュージックスクール 小高光太郎 キャッチフレーズ
アン・ミュージックスクール 小高光太郎

2002年度4月生/作・編曲科/小高光太郎(おだか こうたろう)さんはこんな音楽活動をするミュージシャン!

アンでの主な履修科目・・・作曲実技I・II(羽岡講師),Key実技I(菊地講師),アレンジング実技I・II(大塚講師),ギター実技I・II(大串講師),ヴォイス・トレーニングI・II(笠木講師)
プロフィール・・・2004年7月、T-INFINITY(作曲家/アーティストのプロダクション)に所属。J-POPアーティストへの楽曲提供をはじめに、TV劇版、アニメ、ゲーム音楽etc・・・幅広い楽曲制作を始める。2005年8月にリリースされたTBS系ドラマ『ドラゴン桜』の主題歌で、アーティスト“melody.”が歌う『realize/小高光太郎/作曲』は、オリコン初登場にして6位を記録し話題となった。最近では、J-POPアーティスト“Kimeru”(CROWN RECORDS)への楽曲提供、コーラスグループ“Baby Boo”(WARNER MUSIC JAPAN)ではアレンジング参加、アニメ“DCダカーポ”ではキャラクターソング等を手がける、これから注目を集めるであろう若手新人作曲家なのです。

アン…どうもお久しぶりです。お忙しい仕事場にまで押しかけてしまって本当にすみません。
小高…こちらこそ、わざわざお越し頂いてありがとうございます。
アン…それにしても本当に快挙!凄すぎの一言。これは押し掛けずにはいられませんでしたよ(笑)。今日は小高さんの音楽活動やアン在学中のエピソード等、いろいろなお話をお聞かせ願いたいと思いますのでどうぞ宜しくお願いします。
小高…はい、上手く答えられるかどうか分かりませんが、こちらこそ宜しくお願いします。
アン…それにしても、衝撃的な作家デビューを果たしましたよね(笑)。アンを卒業し何年か経ってから売れっ子作家になった人はこれまでにも何人もいましたが、つい半年前までアンの生徒だった方(小高さん)が、卒業後すぐに作家事務所に所属して、それでもって人気テレビの主題歌の作曲を手掛けて、それがいきなりオリコンチャート初登場で6位にチャートインするなんて!最初に聞いた時は信じられませんでしたよ(笑)。自分の書いた曲が、いきなりヒットした事実を知った時って一体どんなお気持ちでしたか?
小高…そりゃもう、作曲家として予想以上の好スタートを切る事が出来たわけですから本当に嬉しかったですよ。
アン…ではその楽曲の誕生秘話やアーティスト“melody.”さんへ『realize』を楽曲提供した経緯等をお話し頂けますか?
小高さん…はい。僕は昨年より“T2ya”さん(shela、MAX、Folder5、w-inds、shiina、中島美嘉、上戸彩、市川由衣、SMAP、玉置成実…他多数に楽曲を提供するプロデューサー)が設立した『T-INFINITY』という事務所の専属作家として活動しています。『realize』が世に出るきっかけは、今年の始め頃に所属事務所から“melody.”さんの楽曲募集コンペ(オーディション)の話を頂きました。このコンペで募集していた楽曲は、初めからTVドラマ(TBS)とのタイアップが決まっていたので番組制作サイドと主題歌を歌唱する“melody.”さんが所属する事務所(TOY’SFACTORY)双方の意見がまとまるまでに計5回のコンペが実施されたそうです。自分も内3回のコンペに楽曲を書き下ろしましたが、なかなか決まらずにかなり時間が掛かった様です。正直決まるまでの間は内心ドキドキものでしたから、採用決定と聞かされた時はめちゃくちゃ嬉しかったですね(笑)。
アン…では次にT-INFINITY音楽事務所へ入ったきっかけを教えて下さい。
小高さん…アンに入学して間もない頃からオーディションをたくさん受けていましたね。アン校内に設置されているオーディション情報コーナーのチラシを見たり、音楽情報誌やインターネットでオーディション情報等を探してみては、作家やアーティスト募集を問わずに自分の歌や楽曲を有りとあらゆる所へ送っていましたね。今思えば、最初の頃に送っていた作品は相当未熟なものでしたね(笑)。当然ノーリアクションでした。それでも作曲家やアーティストを募集している所へとにかく作品を送り続けて行く内に、ようやくアン3年目にして良いリアクションが還ってくる様になりました。今所属しているT-INFINITYもその中の一つで、当時インターネットで見つけだしました。送った楽曲作品を気に入って下さり、先ずは見習いアルバイトからという形で事務所通いが始まりました。はじめの頃は来客者へのお茶だしから雑用中心に働かせて頂きました。そんなある日、名刺整理をしていたらアン・スタッフの名刺が出てきてビックリ!アンとも付き合いがあるなんて・・・何か音楽業界の狭さみたいなものを感じましたね。働き始めて一月位たった頃から、作曲やアレンジの仕事を少しづつさせて貰える様になり、現在かなりの頻度で仕事をさせて戴いています。
アン…そんな経緯があったのですね。しかし何処でどう繋がっているのかホントこの音楽業界は分かりませんね!アンの名刺もあった事ですし・・・悪い事できませんね(笑)。ところで作曲家になりたいと思ったきっかけは何だったのですか?
小高さん…幼少の頃よりクラッシックピアノを長く続けていましたが、本当の事を言うとクラッシックピアノは好きでは無かったのです・・・。でもピアノで曲を作ると学校の先生に誉められたり、作曲コンクールで賞を貰ったりしていました。そんな事が背景にあって作曲は楽しいと思える様になったのだと思います。それと中学の時に「GLAY」の影響でギターを弾き始め、高校では念願のバンドを組めました。普通の高校生バンドは好きなバンドの楽曲コピーを中心に活動するのではないかと思いますが、とある高校生バンドはオリジナル曲のみで演奏活動をしていて、それが見ていて物凄く格好良く思えて、いつしか僕もオリジナル曲で活動する事にこだわる様になっていました。それからというもの、バイトやお祝い事で頂いたお金を楽曲作り用の器材に殆んど注ぎ込んでしまう様になり、オリジナル楽曲制作にすっかりのめり込んでしまいました。お陰様で高校時代は音楽の事で頭がいっぱいで全く勉強せず、入学時のトップランクだった成績は見事に下がり、最後にはビリになっていました(笑)。
アン…しかしそんなに音楽にのめりこんで、親は心配しませんでしたか?
小高さん…んー・・・確かに、うちの親は地元でも有名な熱血教師でしたから、高校は進学校、大学は国立にいくんだと考えていたと思うので、子供の将来のことを考えると心配したと思います。親に『音楽学校に行きたい』と相談した時も、父親は学校法人の音楽学校にこだわっていましたからね・・・。
アン…それなのにどうしてアンに入学したのですか?
小高さん…先ず高3の時に、いろんな音楽学校のパンフレットを沢山請求しました。次に検討するポイントの一つとして、各学校の卒業生の活動や講師陣を意識して検討後、約20校に学校を絞りました。それから実際に足を運び気になる学校は全部見学に行きましたね。
アン…20校近くを一人で見学に行かれたのですか?物凄い行動力でしたね。
小高さん…教師をしている親ですから、本当は一緒に学校巡りをしたかったのではないかと思いますが、何せ忙しそうだったので全て一人で数日掛けてカプセルホテルに泊まりながらじっくりと見て周りましたね。やはり自分の目でしっかりと確かめながら、本当に良い学校を探し当てたかったからこそ行動できたのだと思いますね。じっくり吟味した結果、アンのカリキュラム形態が自分には一番合っていると感じました。アンの見学では、実際に行われている作曲実技を見学させて頂きました。その時の印象は、少人数でじっくり丁寧に指導される講師の熱意みたいなものが伝わってきて、『ここなら自分が欲しい能力を確実に築き上げられる』と思わされる様な強烈なインパクトを受けました。アンに行く決心をして、帰ってから親を一生懸命説得しましたがなかなかアンにゆく事を許してもらえませんでしたね。そんな時高校の先生から「あらゆる専門学校を調査している会社があるからそこに相談するように」と進められたので、早速親と一緒にその会社に話を伺いに行きました。そうしたら、そこの方が「音楽学校ならアンが一番ですよ。他は行かないほうが良いです。」 とはっきり言うんです。それで親も安心してアンに入学を決められました。これ本当です(笑)。
アン…実際にそんな会社があるんですか? 長年スタッフやっていますがそんな話は初めて耳にしましたよ。どこでどう見られているのか分からないですね・・・さて・・・頑張ろう!(笑)。ところで今プロとして活動する上で、どんな経験がとくに役立っていると思いますか?
小高さん…やはりアンで学んだ事が、今すごく役に立っていると実感していますね。僕は流行のヒット曲や気に入った曲を聴いて何か感じるところさえあれば、その楽曲のコード進行やメロディの作り方を分析するんです。良い曲には必ずヒットポイントの様なものが共通して存在します。音楽理論的にメロディー/コード解析できない曲等はありませんから、そこから得たデータを作/編曲にいろいろと活用しています。それと、アレンジング実技で学んだスコア譜の書き方はプロの現場でそのまま通用しましたね。レッスンを受けていた頃は『こんな風に楽譜を書けば良いのか!』『レコーディング作業ってこんな感じなんだ!』位にしか思わなかったのですが、実際のプロの現場に出てみて初めての経験だというのに『あれ!?作業の先が見えるぞ!』『初めての仕事だったのに普通に出来ちゃった!!』ってな感じでしたね。でもその背景には『アンでの貴重な経験が今の自分を支えてくれているのだ!』と後から気付かされました。他にもギター実技やピアノ実技で学んだいろいろなジャンルの奏法やアドリブ演奏の面白さを得る事ができたので、非常に音楽の幅が出て、同時に感性も磨かれて、それが作曲にも大いに役立っています。又、アンのレッスンの中でも、特に印象に残っている事の一つに、作曲実技で番外編的に教わった作品の売り込み方や音楽業界内でのマナー等、ミュージックビジネス的な部分も本当に役に立ちましたね。とにかくアンで学んだ事は、シビアな音楽制作現場の実践に於いて、直に活かせた事は事実でした。それともう一つ大切な事としては、音楽仲間が沢山見つけられた事ですね。先輩/後輩に関わらず、良い刺激を与え合える素晴らしい音楽仲間がアンに大勢います。作・編曲の仲間だけでなく、ハイレベルなバンドをする仲間もいます。そんな仲間や先生方を通して、在学中から着メロの仕事が出来た事も大変良い経験になりました。アンの中には、ありとあらゆる処にプロの音楽家になる為のヒントがありましたね。
アン…では最後にアンの後輩や、プロを目指している読者の方へメッセージをお願いします。
小高さん…アンのレッスンで与えられた課題等に対しては、真正面から思いっきりぶつかって行く様な気持ちで一生懸命取り組んで下さい。そこから見える結果に対して自己の実力を冷静に受け止めながら、今自分に必要とされている目標に向かって、一歩一歩焦らずに確実に進んで下さい。人によってスピードの差は大なり小なり有るでしょうが、それをやり遂げられた暁には確実にプロレベルへ到達できているはずです。
アン…お忙しい中、今日は本当にありがとうございました。更なるご活躍を期待しております。又、是非インタビューをさせて下さい。
小高さん…こちらこそありがとうございました。皆さんを驚かせるような報告が出来る様に更に頑張りたいと思います。

アン・ミュージックスクール東京校 小高光太郎 作品

小高光太郎さんの活動については所属プロダクションT-INFINITYのホームページにて紹介されています。

●melody. 6thシングルCD realize / Take a Chance 2005.8.17 RELEASE
realize/作詞:melody./MIZUE 作曲:小高光太郎

"realize"(実現する)、"Take a Chance" というタイトル通り、ポジティブな魅力に満ち溢れた本作は、melody.にとって久々となるダブルA面シングルです。TBS系金曜ドラマ「ドラゴン桜」の主題歌である『realize』は爽やかなメロディ・ラインが印象的な疾走感溢れるアップテンポなナンバー。対して、NEC ネットスパイス BIGLOBE CMソング『Take a Chance』は、ゆったりとした曲調とコーラスワークが心地よいサウンド。この2曲に共通しているのは、"自分を信じて頑張っていれば願いは必ず叶う"といった、曲を聴いた人々を元気にさせてくれるようなポジティブ・メッセージで構築されていることです。性別や世代を越えて幅広く感受されるであろうその詩の世界観は、本作においても健在です。また、今回のシングルにはボーナストラックとして前作シングル『Next to You』のハウス・リミックスを特別に収録しています。