作・編曲科 人機授業のご紹介

アレンジング

この授業の特徴について

・「DTM」の普及により、今まで譜面上だけでしか確認出来なかったアレンジの授業は「生楽器のオーケストレーション」をシミュ
 レーションしながら勉強出来る様になりました。また、実習を通して実際の生楽器とプレイヤーに触れる事で、より人間的で音楽
 的なニュアンスを体験することが出来ます。
・最小編成(ピアノソロなど)から、大編成のオーケストレーションまで幅広く学ぶ事で、自分のアレンジ能力を様々な状況で活か
 せる様になります。
・自分のアレンジ内容について、現場経験豊富なプロフェッショナルからアドバイス、アイデア等の提案・解説が貰えます。
・幅広いジャンルの要素を学べるので、自分の好きな手法やサウンドを再認識出来る事に繋がり、自分が求めるジャンルやサウンド
 への追求が出来る様になります。

一般的な成長ステップ 一年目 二年目 授業テーマ 二年間の授業を通してどのような編成のアレンジングでも対応できる、現場に強いアレンジャーを育成する。

講師は、スタジオワーク27年を迎える作編曲家が担当し、ポピュラー音楽におけるアレンジの基本的な要素を、実際の楽曲を題材にして習得出来ます。そして、これらの手法を学びながら、自分で楽曲アレンジを作成し、講師の指導を受けることで理解度を高めます。 また、スコア(総譜)及び各パート譜の書き方を学びながら、アレンジにおける「メロディー」、「コード進行」、「リズム」、「編曲構成」、「楽器同士のコンビネーション」「オーケストレーション」、「各楽器の特徴」等を勉強するので、譜面を書きながら生楽器のアンサンブルを想像できる能力が育成されます。

実績あるベテラン講師が、実際の現場でのノウハウを伝授しながら大編成のオーケストレーションまで学べるので、将来的にはどのような編成のアレンジでも対応出来るようになります。

講師からのメッセージ

音楽は日常に出会うものだけではなく、沢山の文化的なことも影響します。まずは、何事にも感動出来る様に感受性を高めて、それを自分なりに音楽を通して表現したいという強い気持ちを持てるかどうかが大切です。
そして、その気持ちを自在に表現していく為に、数々の手法を知る必要がある事に気付くはずです。
このアレンジングの授業で、様々な知識・経験をして頂き、貴方の「センス」と「感性」を活かし素晴らしい楽曲・アレンジを生み出して下さい。

作編曲科講師 塚山エリコが語る アンのアレンジング
◎アレンジを学ぶことで、どのような音楽力が身に付くと考えていますか。
まず、アレンジとは何かを解説したいと思います。ポピュラー音楽における作曲とアレンジの違いは、簡単に言いますと「作曲=1本のメロディーライン」であり、「アレンジ=メロディーラインに対して、それ以外の部分を色づけすること」と考えて下さい。
そして、色づけとは何かを具体的に挙げると、メロディーラインに対してのコード進行(ハーモニー)、リズムパターン(8beat,16beat,4beatその他etc.)、イントロや間奏、エンディング、その他オブリガードやカウンターライン、オーケストレーション・・・etc。アレンジの役割は幅広くあります。

このように、アレンジを学ぶことは楽曲を作成する中で沢山のアイデアが浮かぶことに繋がります。具体的に言えば、授業内では様々な名曲をアナライズすることで「名曲とされる要素」を、自分の物としてストックしてもらいます。そして、そのストックされた要素を活用して楽曲を作成するうちに、自身の中で何度も反芻されて進化がおこり「個性=オリジナリティー」が形成されて、新たなるサウンド、アイデアが出来上がります。

例えば「いつも同じような感じの曲ばかり…」という自分の作品に、今まで知らなかったコードチェンジや、今まで書いたことの無いカッコ良いベースライン、それとコンビネーションするドラムのパターンを追加すれば、大きく印象を変化させることが出来ます。また、今まで4名のバンド形式だった作品を少しだけ新しい楽器を加えてみることによって、作品のバリエーションが大きく広がるでしょう。

アレンジを勉強すれば、次に創作するであろう自分の作品が、彩り豊かで新しい可能性を持つ作品として仕上がることになると思います。
◎生徒を教えるにあたって一番大切にしている事を教えて下さい。
私が音楽教育に当たって大切にしているのは、各生徒様の「個性と感性」を引き出し、それを成長させて「新しい魅力を持たせる」という事です。

音楽は、最終的にその楽曲が自分にとって「好きか、嫌いか」という個人の感性で良いのだと思います。ただ、プロのミュージシャンとして成長していくには「良質な音楽、粗悪な音楽」を見極める力が必要です。
なぜなら、独自の感性の裏付けとして、なるべく多くの幅広い「良質な音楽」を知る必要があるからです。そして、先程の質問でもお答えしましたが、「良質な音楽」を分析していくと、ある「セオリー」のようなものが存在することに気付きます。特に、トラッドな音楽作品の中には、「私たちの辞書」とも言える多くの素晴らしいアイデアが詰まっており、「良質な音楽」を創作するための「アレンジの基本」は、いつの時代も変わらないという事だと思います。

私の授業では、これまでの長い音楽史にある沢山の素晴らしい作品を通して、幅広い音楽という世界を知ってもらいたいと思います。そして、それらを学んだ上で、「自分流なアレンジ・創作」に励んで頂き、「新しい魅力、新しいサウンド」に反映出来たら、今以上に楽しく作品作りが出来るはずです。
 
アレンジの勉強を通して、皆様の魅力をさらに高めながら、楽しい創作活動のお手伝いができたら、私の本望と考えております。
講師:塚山エリコ

高校在学中にプロ・プレイヤーとしてデビュー。コンサート、ステージライブ、TV、ラジオなどで活躍。 1987年頃よりスタジオ・ワークを中心に作、編曲家として活動。 中森明菜・島田歌穂等、数々のアーティストのアルバム制作、プロデュース、ドラマ、ゲーム、映画、ミュージカルの音楽制作、CM等、幅広い活動を行っている。 ジャズやポップス、フュージョン、ブラックミュージックをベースとした、シンプルでセンス良いコンテンポラリーなサウンドを得意としている。